JKの家

将来の黒歴史

アメリカン日本昔ばなし『ハミルトン』

アメリカン日本昔ばなし

 

  long long ago, あるところにおじいさんとおばあさんがいました

  おじいさんはロッキー山脈に逃げ込んだ社会主義者を撃ちに、おばあさんはミシシッピ川へ船の積荷の紅茶を投げ捨てに行きました

  おばあさんが悪しき本国に抗っていると、川上から
of the people, by the people, for the people
と大きな桃が流れてきました

  おばあさんは
「フロンティア精神に溢れてるわね」
と言うと、その桃を家へと持ち帰りました

  そして、おじいさんとおばあさんが桃を食べようとすると中から元気な白人の子供が飛び出てきました

  不妊治療に保険が適用されないため子供を諦めていたおじいさんとおばあさんは大喜びです

  2人はこの子供にハミルトンと名付け、大事に育てました

  ハミルトンはすくすくと成長し、立派なフロンティア精神に溢れる男の子へと成長しました

  アメリカンたるもの親元を離れ独り立ちしなくてはなりません

  そしてある日、ハミルトンは言いました

「ぼく、シリコンバレーに行ってGAFAを退治します」

  ハミルトンはおばあさんが医療用大麻を大量に育てていたのでそれを餞別として受け取り、旅立ちました

  アメリカンたるもの仲間は要りません

  ハミルトンはついにシリコンバレーへとたどり着きました

  しかし、ハミルトンの前に立ちはだかったのは予想だにしない敵でした

  ポリコレ団体です

「あなたが白人という情報は必要でしたか?」
「おばあさんしか労働している描写がありません差別ですか?」
「黒人で女性の主人公になってから出直してください」

悔しいですがこれが世論です

  ポリコレ団体は見事ハミルトンを打ち倒し、創作業界には“正しさ”が齎されましたとさ

めでたしめでたし